会社は家族ではなく、プロの球団。スター選手だけを集めて、率直に意見を言いあえる雰囲気にすれば、互いにいい影響を与え合い、組織の推進力が激増する。3+3=6ではなく、3 x 3=9もしくは3の3乗の27になるという。
仕事はお金もうけのためにするものではなくなり、超優秀な仲間と組むことで、1人では到底到達できそうもない高みにまで進むことができる。それが楽しいので、仕事をするようになる。
米Netflixが目指す企業文化って、こんな感じなのだと思う。
確かにそれは、仕事の究極の理想形なのかもしれない。
ただだれもが自分の可能性を最大限に引き出したスーパースターの状態になっているわけじゃない。欲や恐れの意識状態から抜け出せていない人も多い。「ふつーに問題を抱えた」普通の人も混ざる中で、具体的にどんなふうにすれば理想の企業文化に到達するのだろう。
スーパースターでない人には多額の退職金を渡してやめていってもらったり、その地域の人たちの特色や民族性を考慮して、度を越した率直な意見交換には特別の配慮をしたり。そんな工夫について、書かれている本だ。
動画にまとめました。
- Netflix成功の秘密。新刊「No Rules」先行レビュー①
- 精鋭集団でゾーンに入る。Netflixの究極の企業文化=「No Rules」レビュー②
- 休暇、経費も自由。Netflixの究極の企業文化=「No Rules」レビュー③
- 会社は家族ではなく球団、Netflix究極の企業文化=「No Rules」レビュー④