
会社は家族ではなく、プロの球団。スター選手だけを集めて、率直に意見を言いあえる雰囲気にすれば、互いにいい影響を与え合い、組織の推進力が激増する。3+3=6ではなく、3 x 3=9もしくは3の3乗の27になるという。
仕事はお金もうけのためにするものではなくなり、超優秀な仲間と組むことで、1人では到底到達できそうもない高みにまで進むことができる。それが楽しいので、仕事をするようになる。
米Netflixが目指す企業文化って、こんな感じなのだと思う。
確かにそれは、仕事の究極の理想形なのかもしれない。
ただだれもが自分の可能性を最大限に引き出したスーパースターの状態になっているわけじゃない。欲や恐れの意識状態から抜け出せていない人も多い。「ふつーに問題を抱えた」普通の人も混ざる中で、具体的にどんなふうにすれば理想の企業文化に到達するのだろう。
スーパースターでない人には多額の退職金を渡してやめていってもらったり、その地域の人たちの特色や民族性を考慮して、度を越した率直な意見交換には特別の配慮をしたり。そんな工夫について、書かれている本だ。
動画にまとめました。
- Netflix成功の秘密。新刊「No Rules」先行レビュー①
- 精鋭集団でゾーンに入る。Netflixの究極の企業文化=「No Rules」レビュー②
- 休暇、経費も自由。Netflixの究極の企業文化=「No Rules」レビュー③
- 会社は家族ではなく球団、Netflix究極の企業文化=「No Rules」レビュー④

湯川鶴章
AI新聞編集長
AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。