ARとワイヤレス充電が作る未来

AI新聞

VRARのどちらのほうが社会により大きなインパクトを与えるのかといえば、間違いなくARVRってゲームとシュミレーターぐらいしか、大きな市場はない(自動車やロボットのAIを賢くさせる場としては重要だけど)。

ARといっても、「おもしろい物体をリアル空間に投影しました」程度のARにはそれほど価値はなく、ユーザー一人一人のニーズを把握したAIとつながってこそARの本当の価値があると思う。なので「AIもやってるよ」程度のAR企業よりも、「これからARも手がけます」と言うAI企業のほうが絶対に強くなると思う。

さてこの記事では、未来を作る2つの大きなテクノロジーとしてARとワイヤレス充電を挙げている。

確かにウエアラブル機器やIoT機器の現在の最大の弱点はバッテリー。デバイスの躯体は、バッテリーの大きさで決まると言っていいだろう。

でも社会のあちらこちらにワイヤレス充電器が設置されるようになれば、ウエアラブル機器はもっと軽く小さくできるかもしれない。

レストラン、ヘアサロンなどのテーブルなどにワイヤレス充電器に設置されれば、世の中変わるかもしれない。

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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