Anthropic、企業AI初回導入で70%シェア獲得

AI新聞

米企業支出分析プラットフォーム「Ramp」が発表した2026年3月「AI Index」によると、AnthropicがビジネスAI市場で劇的な逆転を果たしている。

 

5万社超の米企業(法人カード・請求書支払いデータ)を基にした分析で、2月の全体AI採用率は過去最高47.6%に達した。Anthropicの採用率は24.4%まで急伸(前月比+4.9ポイント、過去最大増加)し、一年前の約4%から大幅拡大。一方OpenAIは1.5ポイント減少し、勢いに陰りが見える。

 

特に注目は「初めてAIにお金を払う企業」(first-time business AI purchases)の選択だ。Anthropicは新規導入企業の初回購入で約70%のシェアを獲得。2025年まではOpenAIが圧倒していたが、わずか1年で完全に逆転した。

 

背景にあるのはエンジニア主導のボトムアップ採用。開発者たちが個人でClaude(特にClaude Code)を「生産性段違い」と実感し、チームや経営層を説得。会社として初めてのAI支出でAnthropicを選ぶ流れが加速している。RampのAra Kharazianエコノミストは「Anthropicはビジネスの新デフォルトになった」と指摘。現場の声が企業AIの選択を急速に塗り替えている。

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

  • Home
  • AI新聞
  • Anthropic、企業AI初回導入で70%シェア獲得

この機能は有料会員限定です。
ご契約見直しについては事務局にお問い合わせください。

関連記事

記事一覧を見る