MetaのAIメガネ「Ray-Ban Meta」、今夏にも日本上陸へ

AI新聞

 

米Metaは3月31日(現地時間)、AIスマートグラスの新モデル「Ray-Ban Meta Blayzer Optics(Gen 2)」と「Ray-Ban Meta Scriber Optics(Gen 2)」を発表した。今回の新モデルはほぼすべての処方レンズに対応する設計になっており、度付きメガネを必要とする人々の日常使いを強く意識した設計だ。

 

日本市場にとって重要なのは、MetaがRay-Ban MetaとOakley Metaを数か月以内に日本を含む市場で展開する計画を明らかにした点だ。新たに販売が開始されるのは日本のほか、韓国、シンガポール、チリ、コロンビア、ペルー となっている。現時点では、ディスプレイ搭載モデルの「Meta Ray-Ban Display」は日本向けの対象外とみられる。

 

Metaは「リアルタイムで音声を翻訳するライブ翻訳機能を、2026年夏に中国語、韓国語、日本語、アラビア語を含む20言語に対応拡大する」とも述べており、日本語対応も夏ごろをめどに整う見通しだ。

 

新モデル「Blayzer」は長方形デザインのスタンダードとラージの2サイズ展開、「Scriber」はより丸みを帯びたフレームスタイルを採用している。いずれも過伸展ヒンジ、交換可能なノーズパッド、眼鏡店で調整可能なテンプルチップを備え、個々の顔の形に合わせたフィット感を実現 fbした。米国では3月31日からMeta.comとRay-Ban.comで予約受付が始まり、4月14日から米国および一部の海外市場の眼鏡店での販売が開始される。価格は499ドル(約7万9500円)からだ。

 

ソフトウェア面でも新機能の追加が発表されている。音声操作または写真撮影だけで食事内容を記録し、Meta AIが栄養情報を抽出してアプリの食事ログに記録する機能 fbが近く提供される。また、WhatsAppのグループチャット内容を音声で要約・呼び出せる機能も早期アクセスプログラム(EAP)で展開される予定で、処理はデバイス上で完結し、エンドツーエンド暗号化によってプライバシーが保たれるという。

 

スマートグラス市場でのMetaの存在感はすでに圧倒的だ。IDCのデータによれば、昨年のスマートグラス世界出荷台数は約960万台で、Metaはそのうち76.1%を占めた。2026年の出荷台数は1340万台に達すると予測されており、日本市場参入はこの成長トレンドにさらに弾みをつける可能性がある。

 

日本での具体的な発売時期や価格はまだ明らかにされていないが、「今後数カ月のうちに」との表明から、夏ごろの発売が有力視される。

 

ソース:

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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