「ChatGPTを自社で導入したいのですが、自社データを吸い取られたりするのですか?」ChatGPTがものすごく話題になっているので、このような質問を受けることが増えてきた。
ChatGPTを開発するOpenAIのサイトを調べたり、ChatGPTの機能を企業向けにクラウドで提供するMicrosoftに問い合わせればいいのだが、まずはChatGPT自身に質問を投げかけてみた。結果は以下の通り。
Q:ChatGPTのAPIについて教えてください。ChatGPTの学習モデルを微調整して自社の業務に特化したチャット型AIに改良することってできますか?
A:ChatGPTは、OpenAIが提供する大規模な自然言語処理モデルであり、APIとして提供されています。ChatGPT APIを使用することで、ユーザーは自然言語での質問や応答を行うAIアシスタントやチャットボットを簡単に構築することができます。
また、ChatGPTの学習モデルを微調整することにより、自社の業務に特化したチャット型AIを改良することができます。微調整には、自社のデータセットを使用して学習を行う必要があります。OpenAIは、GPT-3モデルに対して微調整ができるAPIを提供しており、企業が自社のデータセットを使用してカスタマイズすることができるようになっています。
ただし、微調整には大量の学習データが必要であり、また正確な微調整方法は専門知識を必要とするため、専門家の支援が必要になる場合があります。また、自社の業務に特化したチャット型AIを開発するには、API利用のみではなく、カスタム開発を行うことも必要になる場合があります。
Q:微調整のための学習データは、自社に特化したチャット型AIにだけ活用されるのですか?自社の学習データはOpenAIと共有しなければならないのですか?
A:学習データは、自社に特化したチャット型AIにだけ活用することができます。OpenAIは、学習データやモデルの使用についての規約を定めており、データやモデルは、その規約に従って使用する必要があります。特に、機密性が高いデータについては、OpenAIの利用規約に違反する可能性があるため、注意が必要です。
したがって、自社が所有する学習データをOpenAIと共有する必要はありません。自社で所有しているデータを使用してモデルを構築し、自社で管理することができます。ただし、OpenAI APIを利用する場合、APIリクエストを送信する際に、一部のデータがOpenAIに送信されることがあります。この場合、OpenAIは、そのデータを自社のサーバー上で一時的に保持し、APIリクエストに応答するために使用します。
なお、OpenAI APIを使用する場合は、API利用に関する規約に従って使用する必要があります。API利用に関する規約は、OpenAIのウェブサイト上で公開されていますので、必ず確認してください。
Q:追加学習したあとの学習済みAIの出力として、追加学習したデータが優先的に示される仕組みになっているのでしょうか?
A:OpenAI GPTモデルのような大規模な自然言語処理モデルを微調整する場合、通常は追加学習したデータがモデルの出力に優先的に反映されるようになります。これは、微調整時に用いたデータを元に、モデルの重みを再学習するためです。
具体的には、微調整時には、元のモデルのパラメータを一部固定して、新しいデータを用いて重みを調整することにより、モデルを改良します。このため、微調整に使用したデータには、モデルの出力に対して優先的に反映される可能性が高くなります。
ただし、追加学習したデータが他のデータと競合する場合や、微調整が不適切であった場合は、追加学習したデータが優先的に反映されることはないか、反対に悪影響を与えることもあります。そのため、微調整には慎重な対応が必要であり、正確なデータセットと適切なパラメータの設定が必要です。
Q:ありがとう
A:どういたしまして。他に何か質問があれば、お気軽にお聞きください。
んんん、なかなか便利だわい。