音声認識の精度がかなり向上しているもよう

AI新聞

IT mediaの言い間違いも直してくれるGoogleの「音声文字変換」、かなり使えるという記事から。

Googleの音声文字変換アプリ「Live Transcribe」がかなり使えるレベルにまできているみたい。

「堺屋太一」を正確に変換できるのは、ニュースなどのデータも取り込んでいるからだろうな。

エクサウィザーズ のAIエンジニア遠藤太一郎さんによると、教師なし学習における転移学習の領域で大きなブレークスルーがあったらしいので、音声文字変換のレベルはこれからますます向上するものと思われる。音声認識AIを使ったいろいろな製品がこれからいっぱい出てくるようになるのだろう。

ただ個人的な使い道においてさらに精度がよくなるには、ニュースに出てくる固有名詞だけではなく、自分の家族や友人の名前などプライベートな固有名詞のデータが必要になってくるはず。

精度向上かプライバシー保護か。難しい問題だけど、利便性に消費者は抗えない、というのが僕の基本的なものの見方。多くの人が音声認識の精度向上のためにさらなる個人情報をGoogleに提供するようになるんだろうな。

 

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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