AIが描いた肖像画、約5000万円で落札

AI新聞

TechCrunchのEerie AI-generated portrait fetches $432,500 at auctionという記事によると、AIが描いた架空の肖像画がオークションで5000万円近くの値段をつけて落札されたという。

落札されたのは、Edmond de Belamyという架空の人物の肖像画。描いたのは、フランス人のAIエンジニア兼アーチスト集団のObvious Artが開発したAI。

GAN(敵対的生成ネットワーク)と呼ばれるタイプのAIに、過去600年間に描かれた1万5000枚の肖像画を学習させた。このケースではGANは、絵を描く「画家」AIとダメ出しする「鑑定士」AIという2つのAIで構成されており、「鑑定士」AIの批評を受けることで「画家」AIの作品のレベルが向上していく仕組みになっている。

同記事によると、落札価格は43万2500ドル(約4839万円)。落札者は今のところ不明。

恐らくAIが描いた肖像画で高額で落札されたのは、今回が初めてと思われる。そういった歴史的価値はあるのかもしれないけど、芸術的価値が本当にあるのかどうかは、個人的にはよく分からない。

 

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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