特許侵害でブロックチェーンベンチャー企業が狙われる!?

AI新聞

USのTechCrunchの記事What would a blockchain patent war look like?から。この記事によると、ブロックチェーン関連の技術を巡って特許侵害の訴訟合戦が起こりそうな雲行きらしい。

背景にあるのは、①ブロックチェーン関連ベンチャーは、非中央集権的な哲学を持っているところが多く、独自開発した技術でも特許を取得しないところが多い②ブロックチェーン関連のベンチャーの中にはICOで巨額の富を得たところが多い、という事実。

つまり防御体制が甘く、しかもお金をわんさか持っているベンチャーが多い。特許訴訟をしかけたい企業にとってもは最高の餌食だ。

そうした企業の1つIPwe社のErich Spangenberg氏は実際に、「社会不適合者やギーク、ぼんくらどもが、この領域に集まって来ているのは興味深いことだ。でもわれわれはこの領域をつぶして、大儲けしてやる」と公言している。

やれやれ。困ったもんです。

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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