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タッチスクリーンの指先の動きで感情を認識するAI

  • 2018.9.8

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米有力誌Forbesは、カナダのBrain Mining Labが、スマートフォンなどのタッチスクリーンを操作する指の動きでユーザーの感情を認識するAIを開発中だと報じている。

最近のスマートフォンなどのタッチスクリーンは、フォースセンシティブ機能が搭載されているものが多く、指先の振幅や、力の大きさ、動きの速さ、なめらかさといった詳細なデータを入力データとして収集することが可能。一方で怒り、感心、欲求、恐れ、憎しみ、笑い、悲しみ、無感情、愛情などの感情をユーザーに申告してもらい、それを出力データとして、入力データとの関係をAIに解析させたもよう。

人間も指の動きを観察することで、ある程度、感情は認識できるだろうが、「AIは感情を認識する能力は人間と同等」であることが分かったという。また「より長く学習させれば、認識能力は人間を上回るだろう」(同LabのAlicia Heraz氏)としている。

実験では117人のボランティアに何十万回もタッチスクリーンを指で操作させたものを動画に撮り、人間に感情を認識させたところ、正答率は84%だった。一方でAIの正答率は91%だった。

個人的には、データ数があまりに小さいので、AIが指の動きで感情を認識できるようになったとは言い難いと思う。でも入力データと出力データが十分に集まれば、AIが人間以上に指先の動きで感情を認識できるようになることは可能だと思う。

そうなればこの技術が、マーケティングや広告配信に利用されるようになるんだろうな。

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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