電波で人の動きを解析 医療、介護への応用の可能性=米MIT

AI新聞

米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、人の動きが電波の流れに与える影響を察知し、AIで解析する技術、RF-Poseを発表した。

電波なので壁などの障害物を通過する。なので壁の向こう側で人がどのように動いているのかを察知できるという。

電波を発信するデバイスを常時オンにしておけば、その人の動きから病気の可能性を早期に発見できるほか、パーキンソン病や多発性硬化症の研究に重要なデータを提供できることになるという。

独居老人の見守りにも役立つほか、災害現場で倒壊した建造物の下敷きになっている人を見つけたり、100人並んだ中から特定の人物を見つけ出すこともできそうだという。

なんだかいろいろなことに使えそうな技術だなあ。特に医療や介護には大きな可能性がありそう。

 

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湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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