韓国LGもブロックチェーン事業参入

AI新聞

ブロックチェーン関連メディアCointelegraphによると、韓国家電大手LGがブロックチェーン事業に参入したと韓国メディアが報じたらしい。

それによるとブロックチェーン事業に参入したのはLGの子会社LG CNSで、同社はブロックチェーンのプラットフォーム「Monachain」を開発。金融、製造、コミュニケーションのそれぞれの業界向けに、サービスを提供していくという。

電子機器で利用可能な非中央集権型の認証システムや、仮想通貨を提供するもよう。

これまでのシステムに比べてブロックチェーンはセキュリティー面で優れているため、採用することにしたんだろうな。

ブロックチェーンって非中央集権型の技術として見られることが多いけど、セキュリティーの面でも十分に導入する効果があるので、大手企業も導入し始めたということなのだろう。ユーザーにとっても、完全な非中央集権型だと責任の所在がはっきりしないので少し心配。LGのような大手が提供するブロックチェーンのほうが、何かあったときに安心なのかもしれない。

認証は各デバイスで行うので、非中央集権型。でもLGが運営するので中央集権型。このハイブリッドがいいのかもしれない。

AIxブロックチェーンの仕組みって、間違いなく普及していくのだろうな。

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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