Googleが軍事ドローンのAI開発に協力

AI新聞

Googleが米軍のドローンのAI開発に協力しているらしい。同社内でその詳細が共有され、同社内で論争が起こっているのだとか。

Googleって「Do no evil(悪いことはしない)」ということを長年社是に掲げていた企業。最近は「Do the right thing」に社是を変更したらしいけど。

どちらにせよAIの軍事利用が問題視される中で、Googleが米軍に協力していいのか、というのが一部社員たちの問題意識なんだろうな。

まあ戦争することや、軍備を増強することが、いいことなのかどうか。理想と現実にどう折り合いをつけるのかが、むずかしいんだろうなあ。

AIの進化はこうした問題も、われわれ人類に押し付けてくる。価値観、倫理観を考え直さないといけない時代にきているのかもしれない。

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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