声だけで心と体の調子が分かる?米Sonde Health社

AI新聞

米Sonde Health社は、スマートフォンなど人々が日常使っているデバイスを使ってユーザーの音声データを取得、解析し、その人の精神的、身体的不調をいち早く認識する技術を開発したらしい。

研究によると、不調になった人々は、発話する際に単語の語尾が長くなったり、鼻から抜けるような音を出したりするらしい。また人間の耳では認識できないような、ちょっとした声の震えや、トーンの変化からも、その人の精神状態などが分かるのだとか。

同社に関する情報はまだほとんどないが、米Amazonのジェフ・ペゾス氏が開催したプライベートカンファレンスにSonde社のCEOが登壇したもようで、AmazonがBerkshire Hathaway、JPMorgan Chaseと共同で立ち上げようとしてるヘルスケアプロジェクトにSonde社の技術が使われる可能性は十分にありそうだ。

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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