課題ドリブンの動きの速さが魅力=佐藤彰洋さん(エンジニア)

AI新聞

前職もAIベンチャーに勤務していたという佐藤彰洋さん。

「典型的な技術ドリブンな会社でした。技術はあるけど、それをどう使うかという明確なビジョンはない。それはクライアントとの話し合いの中で決めていこうというスタンス。ただクライアントにもイメージがなかったりして、実際に形になるには時間がかかることが多かったんです」。

でもエクサウィザーズは、外から見る限り課題ドリブンに見えた。

「発表文や記事を読むと、確実に解決したいという社会課題がまず最初にあるように見えました。AIはそのためのツールでしかない、というスタンスのようでした。その分、動きが速いのかなって思っていました」。

実際に入社して、どう感じたのだろうか。

「思ったよりもスピード感があります。経営層がこういうことをやろうと課題ドリブンで決めて、ロードマップを作ってくる。そのスピードが半端ないのですが、エンジニアのチャレンジ精神を掻き立てられますね」

「普通テクノロジーベンチャーは、自分たちが実際に何ができるかは隠しておくもんなんです。でもエクサは、エクサベースというプラットフォームで、こんなことできるということを広く公開している。そしてその裏では、さらに先の課題を解決するための進んだ技術を他社に先駆けて作っているんです」

職場としてのエクサの魅力って何なんだろう。

「エンジニアリングもチャレンジングですが、チームや組織、仕組みを作っていくという部分もおもしろい。そういうことにチャレンジしたい人にはいい会社だと思います。安定した大企業でコードだけ書いていたいというような人には向かないかもしれません」。

子供がまだ小さいため週末は育児が主な仕事になるという佐藤さん。趣味で「家事をなんでもこなしてくれそうな」ロボットを開発中だという。

もし好きなことしていいと言われれば何をするかという問いに「最高のマシンを買って旅に出ます。寺院とかを回りながらコードを書きたい」。

根っからのエンジニアだ。

 

 

湯川鶴章

AI新聞編集長

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

  • Home
  • AI新聞
  • 課題ドリブンの動きの速さが魅力=佐藤彰洋さん(エンジニア)

この機能は有料会員限定です。
ご契約見直しについては事務局にお問い合わせください。

関連記事

記事一覧を見る