サンフランシスコとシリコンバレーの間で社員を運ぶAppleの通勤バスの窓ガラスが、銃弾によって割られた。Googleの通勤バスも襲われたという。
まあ銃撃されたわけだけど、銃撃されたと書くと日本人にはびっくりするような話なんで、あえてガラスが割られたと書いた。使用された銃器は、ペレットガンという弾が出るモデルガンのようなもの。当たりどころが悪ければもちろん重症になるんだけど、普通は人を殺害する意図がある場合は、ペレットガンのような軽い銃器は使わない。
シリコンバレーでは、貧富の差が拡大する一方。高所得のハイテク企業の従業員のおかげで家賃や物価が高騰していると、ハイテク企業従業員以外の人たちが怒っている。以前からとうせんぼしたり、いざこざが続いているが、ついに窓ガラスが割られる事態になった。
確かにシリコンバレーって今、ものすごく物価が高いもんなあ。ハイテク産業の恩恵を直接受けていない人からすると、いい加減にしてほしいだろうな。
シンギュラリティになれば、すべての労働をAIとロボットが代替してくれるので、ユートピアになる。でもシンギュラリティに到達するまでは、いったん貧富の差が拡大し、ユートビアとは真逆のディストピアになるという予測がある。
その予測通りのことがシリコンバレーでは起こり始めたということなんだろうな。