ラスベガスで開催中の世界最大級の家電見本市CESで、Googleが存在感を見せているもよう。調査会社IHSのシニア・アナリストPaul Erickson氏は「今回のCESでGoogleは正式に家電メーカーになった。これまでGoogleは、パートナー企業に家電領域を任せていたが、今回のCESで自分たちのブランドと存在感を主張し、自分たちの進む道の舵取りを始めた」と語っているという。
米国ではディスプレイ付きのAmazon Echoが大人気らしいので、主戦場がスマートスピーカーからスマートディスプレイに移行するのではないかと思っていたが、この記事によるとやはりGoogleはスマートディスプレイに力を入れてきたようだ。
中には薄くて持ち運びに便利な形状のスマートディスプレイもあり、見た目はタブレットと代わりない。ただGoogleの開発責任者によると、ボイスファーストという点に力を入れ、使い勝手を徹底的によくしてきたのだとか。Goolgeは、AmazonのスマートディスプレイからYouTubeへのアクセスを禁止しており、この点でGoogleのスマートディスプレイは有利かもしれない。
またサードパーティー支援にも力を入れており、サードパーティーのアプリやデバイスがアプリ市場で簡単に見つけられるような工夫もしているのだとか。この記事では「Googleは考え方を変えた。Androidでは、Googleはプラットホームを解放するものの、自らはあまり動かずにサードパーティーにアプリ開発を任せていた。しかし今回、自らハードウエアを開発し、積極的に前に進み出した」と解説している。