山崎寛さんを一言で表現すると、「いかにも」なエンジニアだ。
新しい技術が好き。洋服などにはほとんどお金をかけないのに、新しいテクノロジーには躊躇なく大金を使う。最近では、30万円以上するマイクロソフトのMRメガネ「ホロレンズ」を購入した。
休みの日には、ホロレンズ向けのアプリを開発したり、自作AIスピーカーに機能を追加したりしているという。
大学では、振動工学を専攻。卒業後は自動車メーカーに就職した。機械学習を実践したくて、エクサウィザーズに転職した。
趣味は、ルービックキューブ。常にカバンに入れて持ち歩いているという。オフィスでは「音を立てては申し訳ないので」遊ぶことはないが、できれば気分転換にガチャガチャ遊びたいそうだ。
最近開発したのは、ホロレンズ向けのルービックキューブ。ホロレンズをかけると、目の前に仮想のルービックキューブが現れて、それを指の操作で回転させて色を揃えることが可能だとという。「実際のルービックキューブを手で回したほうが早いし、楽しいんですけどね」。微かな、本当に微かな笑みを浮かべて、話にオチをつけてくれた。