スマホをこれ以上薄くできないのは、電池とレンズのせいだと言われている。確かに最近のiPhoneってレンズが出っ張ってる。
ところがこのメタレンズという新しいレンズを使えば、薄いカメラのレンズを作ることができるのだとか。
普通のレンズは表面がツルツルしたガラスだけど、メタレンズにはナノサイズの突起物がついていて、それが異なる波長の光を屈折させるのだとか。普通のレンズがガラスの厚みを変えることで光の屈折率を変えて、光を一箇所に集めているのに比べ、メタレンズは異なる屈折率のナノ突起で光を集めるので薄くできるらしい。
またVR、ARメガネでは、異なる波長の光を一箇所に集めるために高度なコンピューティングが必要になるのだが、メタレンズならそれを比較的容易にできるのだとか。
製造コストも下がるらしく、スマホ、VRメガネ、顕微鏡、カメラなど、レンズを使う業界には大きな影響を与えそう。
とはいってもまだまだ研究レベルで、実用化は2年以上先だとか。